漫才 PCR検査

2020年05月17日
青木:皆さん フリージャーナリストの青木で~す。

玉川:テレビ朝日の玉川で~す。

青木、玉川:二人そろって ブルーボール で~す。

青木:玉川君、どうやね最近の景気は?悪い風邪が流行ってるけど。

玉川:ほんまにさっぱりやわ。

青木:風邪にうつったらあかんていうて家にばっかり居てるし。

玉川:ほんまやで、僕もオカンに「外に出るな、」て言われてるは。でもな家にばっかり居てたらイライラしてよう揉め事があるね。

青木:そう言えばうどん屋やってる君のオジサン戯作者の平田はんと喧嘩したんやて。

玉川:そうやね。オジサン、平田はんとこに出前に行ったんや。まあそこで社交辞令で「外出自粛で不景気やしお互い苦労しますなあ」てゆうたん や。そうしたら君も知ってると思うけど平田はん威張ってるやろ。そんで「お宅らみたいなうどん屋は風邪が収まったらなんぼでもうどん作って売ったらよろしいけど私ら芝居はそうはいかん。一緒にせんといてくれるか。」と言われたんや。

青木:オジサン怒ったやろ。

玉川:そら怒ったよ。「何様や思うてんね。この河原XXXが。この界隈ではあんたとこに出前する食い物屋はないで。」言って喧嘩して帰って来たんや。

青木:オジサンは平田はんみたいなインテリ嫌いやしなあ。

玉川:そうやね。オジサンこの間も市会議員の高井さんに連れられて無国籍パブ”Liken"ていうキャバクラに行ったんや。

青木:おいおい、外出自粛違うんかい。

玉川:まあ、ええやんか。そこのキャバ嬢にな、オジサン「わたし、あんたみたいな高卒はいややねん」て振られたんや。それで余計気が立ってたんやと思うわ。

青木:ほんまかいな、気の毒になあ。それはそうとして、君とこの会社でもえらい風邪が流行ってるそうやないか。

玉川:そうやね。君も知ってるやろ、営業部のエース富川君。彼が風邪ひいてしもたんや。しかも悪いことに風邪ひいたこと隠して出社したもんやから社内だけやなくてお得意さんにもうつしてしもたんや。

青木:そら、あかんな。

玉川:そうやろ。彼は日頃からみんなに「風邪ひいたら会社に来たらあかんで」て言ってたからなあ。可哀想にみんなにいろいろ言われてんねん。

青木:そうか、可哀想になあ。あんまり同情してもらわれへんのやなあ。

玉川:そういえば、うちのオカンが言うんやけど、この風邪には何とかいう検査がええんやてなあ。

青木:君それはPCR検査違うか。PCR検査ゆうたら

ポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、英語: polymerase chain reaction)のことで、DNAサンプルから特定領域を数百万〜数十億倍に増幅する一連の反応またはその技術である。英語表記の頭文字を取ってPCR法、あるいは単純にPCRと呼ばれ、「ポリメラーゼ・チェーン・リアクション」と英語読みされる場合もある。

DNAポリメラーゼと呼ばれる酵素の働きを利用して、一連の温度変化のサイクルを経て任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピーを指数関数的(ねずみ算的、連鎖的)に増幅することで、少量のDNAサンプルからその詳細を研究するに十分な量にまで増幅することが目的である。医療や分子生物学や法医学などの分野で広く使用されている有用な技術であり、開発者はノーベル賞を受賞した。

のことや。

玉川:それでな、オカン言うには、この検査やったら風邪が収まるていう話なんや。

青木:ほな、PCR検査違うな。PCR検査は治したりせえへんで。

玉川:でもな、この検査受けたら風邪ひいてるかどうか分かるていうことなんや。

青木:はな、やっぱりPCR検査やないか。PCR検査言うたらこの風邪にかかってるかどうか陰性か陽性かわかるんや。

玉川:ほんでや、この検査一杯やったら風邪が流行るのが収まる言うて外国では日本より仰山やってるんや。

青木:ほなPCR検査違うなあ。ヨーロッパでもアメリカでも日本より仰山PCR検査やってるけど死亡者数も死亡率も無茶苦茶高いで。

玉川:オカンが言うには、「これには裏技があるんや、この検査だけではあかんのや。」 オトンとオカンえらい喧嘩したやろ。

青木:聞いてるで。

玉川:実はオカンがコッソリとオトンのスマホに位置情報のアプリ入れたんや。これがなかったら役に立てへんらしいんやけど、それでオトンがキャバクラ行ったのがバレたんや。

青木:災難やなあ。けどそうしたらやっぱりPCR検査やなあ。

玉川:ただな、この検査えらい混んでてな。しかも保健所は土、日や祭日やってくれへんねん。

青木:ほんなら、PCR検査違うなあ。PCR検査やったら保健所が頑張って休みなしでやってるで。

玉川:そんでな、その検査は凄く難しくてなかなか受けさしてもらわれへんねん。

青木:なんやて、たかが検査やないか(大声で怒りながら)、なんで他所の国みたいに仰山受けられへんね。

玉川:そうやろ、澁谷さんていうWHOの方から来たていう偉い人がな。

青木:「方から来た」てなんか胡散臭いなあ。うちにもよく電話かかってくるで。NTTの方からとか関電の方から言うて胡散臭い電話が。

玉川:ちゃうちゃう、この人は賢い人でWHOの上級顧問やで。

青木:WHOに上級顧問ていう役職ないと思うけどなあ。

玉川:そう、なんでもWHOのテドロスていう偉い人の個人的顧問らしいわ。

青木:なんか、ますます胡散臭いなあ。

玉川:その人が言うには、この検査を国民全員に受けさせたら医療崩壊も起こせへんらしいね。

青木:ほんなら、やっぱりPCR検査違うなあ。PCR検査みたいなん国民全員が受けたら終わるのに2年くらいかかるで。お金もえらいかかるし、だいいち2年もかかったら最初に受けたらその間に風邪うつってまうで。

玉川:まあな、この間もヨーロッパから帰って来たお医者さんがPCR検査なんか無茶苦茶増やしたらあかんで言ってたなあ。

青木:ほんなら、あかんやんか。

玉川:大丈夫。うちの会社がもみ消したから。

青木:君とわやってられんわ。

青木、玉川:失礼しました。
 
自粛でYou Tube 見てたら、玉川さんと青木さんという二人が結構有名みたいなので戯れで二人をネタにミルクボーイ風の漫才の台本を書いてみました。

暇な人は読んでください。








タグ :PCR検査

Posted by 安儀製餡所 at 23:00 その他コメント(0)
コロナウイルス過の影響は様々な産業に影響を及ぼしています。

私たち製餡業者にとっても3月以降非常に深刻な状況に陥っています。

大口ユーザーである和菓子店では緊急事態宣言から進物、手土産などの需要がなくなりました。

観光地の土産物用の売り上げに至っては全然ありません。

比較的堅調であったいわゆる街の和菓子屋さん、パン屋さんにしても緊急事態宣言が出てからは休業するところも増えてきました。

大手のパン屋さんは「巣ごもり需要」とかで比較的潤っている会社もあるとは聞きますが。

このような未曽有の災厄は得てして人の様々な面を浮かび上がらせることがあります。

平田オリザ氏の製造業に対する発言

平田オリザという人がすごい発言をされました。

https://blogos.com/article/455346/

零細といえども私も経営者の端くれですので平田オリザ氏の気持ちも分かります。

まあ、製造業の末端に携わる者としては少し腹も立ったのですが同時に関西人としては故桂米朝さんの言葉を思い出してしまいます。

末路哀れは覚悟の前やで

わたしがむかし、師匠米団治から言われた言葉を最後に記します。

『芸人は、米一粒、釘(くぎ)一本もよう作らんくせに、酒が良(え)えの悪いのと言うて、好きな芸をやって一生を送るもんやさかいに、むさぼってはいかん。

ねうちは世間がきめてくれる。ただ一生懸命に芸をみがく以外に、世間へのお返しの途(みち)はない。また、芸人になった以上、末路哀れは覚悟の前やで』


もっとも平田オリザ氏のことですから「演劇を落語なんかと一緒にするな❕」と仰るかもしれませんが。(笑)



Posted by 安儀製餡所 at 19:47 その他コメント(0)

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