さて6月 21日から 7月 20日までの間 御希望の方に北海道産白小豆(100%)を原材料とする白こしあんサンプル品(1kg)を無償で提供させていただきます。御賞味いただければさいわいです。
ただし、送料はお客様のご負担とさせていただきます。したがって、
こしあん あるいは つぶあん (こちらは有償) と合わせて申し込んでいただければ幸いです。
また サンプル品ですので、数に限りがあります。
在庫が無くなり次第打ち切りとさせて頂きますので、ご了承ください。
御希望の方はHP内のFAX用紙よりお申し込みください。
Posted by 安儀製餡所 at 15:07
あんこの楽しみ方
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南方熊楠が愛好したという、あんぱん(レシピから酒種あんぱんと思われる)について簡単に触れてみたいと思います。
酒種あんぱんの歴史=何と言っても有名な
木村屋總本店さんの歴史と言えます。(以下ウィキペディアより)
あんパンの歴史
あんパンは木村屋(現・木村屋總本店)創業者であり茨城県出身の元士族・木村安兵衛とその次男の木村英三郎が考案し、1874年(明治7年)に銀座の店で売り出したところ好評を博したとされる。
翌1875年(明治8年)4月4日、花見に行幸した明治天皇に山岡鉄舟が献上し、木村屋のあんパンは皇室の御用達となった。これにより、あんパンと共に木村屋の全国的な知名度も上がった。以降、4月4日が「あんぱんの日」となっている。
木村屋總本店の酒種あんぱん
木村屋のあんパンは、パン酵母(ホップを用いたもの)の代わりに、酒饅頭の製法に習い日本酒酵母を含む酒種(酒母、麹に酵母を繁殖させたもの)を使った。中心のくぼみは、桜の花の塩漬けで飾られた。パンでありながらも、和菓子に近い製法を取り入れ、パンに馴染みのなかった当時の日本人にも親しみやすいように工夫して作られていた。
大分県由布市の酒種あんぱん
大分県由布市で、日本酒を造るときの酵母菌(酒種)を独自に純粋培養してパン生地に混ぜ込んで作られている、日本人になじみの深い酒種あんぱん。酵母菌を144時間ねかせて低温発酵で超熟した酒種あんぱんを完成させるまでに15年余の歳月がかかっているとのこと。麹は黒麺を使用している。
最後に南方熊楠はどんなあんぱんを食べていたのでしょうか?
南方熊楠の経歴から抜粋しますと
1883年(明治16年) - 和歌山中学校を卒業し上京。神田の共立学校(現、開成高校)入学。
1886年(明治19年) - 中間試験で落第したため予備門を中退、和歌山へ帰郷。 12月22日 - 神戸港より渡米。
1900年(明治33年) - 大英博物館から出入り禁止の処分を受ける。14年ぶりに日本に帰国。大阪の理智院(泉南郡岬町)次いで和歌山市の円珠院に居住する。
1902年(明治35年) - 熊野にて植物採集、採集中に小畔四郎と知り合う。田辺を永住の地と定める。多屋勝四郎らと知り合う。
熊楠の日記を読んでいないのであくまでも推測ですが、1902年(明治35年)ごろには、全国的に酒種あんぱんが普及していたと考えられます。
そこで、永住の地と定めた田辺で作られた酒種あんぱんを好んだと考えるのが普通でしょう。
大酒のみの熊楠があんパンをいくつも抱えていた姿は想像するだけで滑稽です。
和歌山は昔から
湯浅の醤油や
金山寺味噌、あるいは和菓子では
酒饅頭と麹を使った食品が有名です。したがって良質の麹からおいしい酒種あんパンが作られていたと考えられます。
また、熊楠の実弟である常楠の家系は、世界一統という造り酒屋として現在も続いているとのことですから、なにかと
麹に縁があったようです。
Posted by 安儀製餡所 at 22:44
あんこの楽しみ方
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6月2日付け産経新聞に 有名な堺の
かん袋 さん の
くるみもち に関する記事が載っていました。
さて、この記事を読んでいて一つ腑に落ちないことがありました。それは次の件です。
「白い餅を鶯色の餡でくるむからくるみ餅。胡桃は入っていない。室町時代、日明貿易でもたらされた”あるもの”が緑色の餡の正体だ。これを磨り潰して餡を作り、一口大の軟らかくて小さな餅にくるんである。」
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現在のJAS法に基づく食品に対する表示義務が厳しくなっている状況で
”あるもの” という表示が許されているのか?
ということです。(別に”あるもの”を詮索したいわけではありません!)
たしかに弊社のような吹けば飛ぶような会社でも、多少の企業秘密というものはあり、出来れば公開したくないというのが人情です。
しかしながら、消費者のアレルギーに対する対処として、ある程度の情報公開は止むを得ないと判断しています。
”あるもの” という 言い方は「ハリー・ポッター」 シリーズ の
あの人(誰もが知っているが、おおっぴらに名指すのが憚られる人物) みたいです。
かん袋 さん の くるみもち は手に入れるのが難しく、私も10年位買ったことがないので、推定ですが、きっと原材料の表示がされている筈です。
したがって、この記事がどのような意図で、
”あるもの” という曖昧な表現を使ったのかは、私には分かりませんが、現在の風潮からは、かえって商品に対するマイナスのイメージを持たれる場合もあるのではないかと思います。
Posted by 安儀製餡所 at 18:51
くるみあん
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