先日TVで「わかさいも本舗」さんの「わかさいも」について放送していました。

その中で、あんこの原料となる『大福豆(おおふくまめ)』について紹介されていましたので、此処でも少し触れたいと思います。

TVでは「だいふくまめ」と呼んでいましたが、「おおふくまめ」が正しい呼び方です。まあ、相変わらずTVとはいい加減なものです。

face01 大福豆とは

 大福豆は種皮だけでなく、へその部分までが真っ白な腎臓形の美しい豆です。

斗六豆(とうろくまめ)、十六寸豆(とろくすんまめ)などと呼ばれることもありますが、これは豆を長径方向に10粒並べると、ちょうど6寸(18.2cm)になるからだといわれています。

大福豆(おおふくまめ)

大福豆と小豆 (大きさの比較)



また、一口に大福豆と言っても、「大福」、「洞爺大福」などの品種があります。ただし、21年度作付面積(道農産振興課調べ)は「洞爺大福」が100%です。

蔓性(つるせい)で支柱が必要など栽培に手間がかかり、価格も高めなので、北海道では、虎豆、白花豆などとともに、高級菜豆(こうきゅうさいとう)と呼ばれています。

 食味が良く白色という特徴を活かし、甘納豆、煮豆、和菓子などの原料及び家庭用として使われます。


とりわけ、甘納豆の需要が多く、全体の4割位を占めます。家庭用としては正月の豆きんとんなどに使われ、この食習慣は九州、中京、関西地方で根強いものがあります。
 

日本では北海道を中心につくられています。なかでも胆振(いぶり)地方で最も多く生産され、全体の50%以上にものぼります。続いて北見地方が多く、この2つの地域で全国の栽培面積のほとんどを占めています。


大福豆(おおふくまめ)

胆振地方


Copyrights:(c) 2005 (財)日本豆類基金協会 All Rights Reserved. より

face01 さて、弊社でも大福豆を使った餡を製造・販売しています。

日本豆類基金協会 の説明にありますように こしあん として使う場合、色も白く味もよいのですが価格的に他の白豆
に比べて高いため単独で使うだけでなく、他の白豆とブレンドする場合もあります。


同じカテゴリー(あんこ豆知識)の記事画像
岡山産の豆
十勝小豆
黒餡?
北海道 伊達市での小豆栽培の歴史
中国産小豆を使った丹波産あんこ
丹波大納言
同じカテゴリー(あんこ豆知識)の記事
 岡山産の豆 (2021-12-12 19:33)
 十勝小豆 (2021-12-02 22:55)
 黒餡? (2019-08-16 20:42)
 北海道 伊達市での小豆栽培の歴史 (2017-12-19 18:34)
 中国産小豆を使った丹波産あんこ (2017-09-02 16:09)
 土用餅と土用波 (2017-07-25 14:58)
Posted by 安儀製餡所 at 15:04 あんこ豆知識コメント(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

ページトップへ